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2017年04月07日

高井崇志議員 パチスロ旧基準機の撤去の必要性について質問主意書

民進党所属の高井崇志議員は3月31日、「パチスロ遊技機の旧基準機の認定問題等に関する質問主意書」を提出し、サブ基板の内部抽選による小役のナビゲーション機能があるパチスロ旧基準機について、政府の見解を問いただした。
 
質問主意書で高井議員は、近年のパチスロ機ではサブ基板で一部出玉性能を持たせる仕様が主流となっていたが、こうした遊技機はサブ基板を不正品と交換することで容易に不正改造をすることが可能になっていることを指摘。この旧基準機の構造は、「遊技の結果に影響を及ぼし、又は及ぼすおそれがある機能」を周辺基板に備えていると考えられるとしたほか、実際にサブ基板のプログラム改ざんを狙った大規模な不正改造事件が発生していることから、風営法施行規則第8条に定める「著しく射幸心をそそるおそれのある遊技機の基準」に抵触しているとして、政府の見解を問いただした。
 
また、ホールがこうした遊技機を設置して営業を行なうことは風営法20条1項に抵触することから、早急に撤去する必要があるとしたほか、「容易に不正な改造その他の変更が加えられるおそれがある」構造的な欠陥が判明した場合は、過去の検定や認定の取得の有無に関わらず、当該遊技機はやはり風営法施行規則第8条に違反するとして、同じくパチンコ店は直ちに撤去する必要性があるとしている。
 
さらに高井議員は、パチンコ機における「遊技くぎ不正改造問題」で、今年3月の衆議院内閣委員会の席上、松本国家公安委員長が検定機と性能の異なる可能性のある遊技機が出荷された原因について、各メーカーから報告を求めるなどの調査を行っていると答弁したことに対し、その調査結果はいつどのような形で発表されるのかを質問。当該調査によってメーカーが「偽りその他不正の手段により検定を受けたこと」「検定を受けた型式に属さない遊技機を検定を受けた型式に属する遊技機として販売したこと」が判明した場合は、各都道府県警察に対処を任せず、警察庁が指揮監督して検定の取消処分を全国的に実施すべきとして、政府見解を尋ねている。


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